こんにちは。今日は季節のスキンケア、春の乾燥肌と保湿対策についてお話しようと思います。
寒暖差の激しい3月に入って、急にお肌がパリパリしたり乾燥が気になり始めたという方はいらっしゃいませんか？
春の乾燥肌の理由は3つ！冬からのドライスキン＆花粉・紫外線＆環境の変化
普段はトラブルがなくても、春先だけお肌が乾燥したり敏感になってしまう方、実は少なくありません。
なぜこの季節だけお肌が揺らぎがちになるのでしょうか？
原因は様々ですが、冬から続く空気の乾燥により、お肌自体がドライスキンになっていることが多く、春の気温の上昇とともに肌の水分も蒸発してしまい、乾燥が進んでしまう方が多いようです。
潤いが不足しているお肌に、花粉やチリなどが付着したり、急激に増える紫外線の刺激がお肌に伝わり、揺らいでしまうことも原因の１つ。
また生活環境が変わり、いつものように睡眠時間が取れなかったりストレスがかかるのも、大きくお肌に影響します。
コロナウイルスで様々な情報が飛び交う中、せめてお肌のトラブルは解消して春を過ごしたいものですね。
そこで今からでも遅くない、春の乾燥肌対策をまとめてみました。
お肌を守るのは、お肌の守護神・バリア機能
春、デリケートになっているお肌に大切なのは、お肌のバリア機能を高めることです。バリア機能とは、お肌の表面の角質層が潤いを満たされること。鍵となるのは、NMF（角質細胞の中の水分を維持する役）・角質細胞間脂質（角質層の中の水分を保持する役）、そして肌表面をヴェールのように覆う皮脂膜です。皮脂膜は、汗や皮脂が混じり合ったご自身で作る天然の保湿クリームです。つまりお肌の守護神バリア機能は、ご自身が持っているNMFと角質細胞間脂質と皮脂膜が三位一体となった、天然肌マスクなのです。
しかし、冬からのドライスキンが続いたり環境の変化などにより、皮脂分泌が減りお肌を守る働きが落ちている方も多いです。
では、バリア機能を高めるには、どんなスキンケアをしたら良いのでしょうか？
バリア機能アップのコツその１〜しっかりだけど優しく洗顔
お化粧を落とす時には、たっぷりと泡立てた洗顔料でのダブル洗顔。クレンジング剤などの油分を肌に残さないようにします。お肌に残った油分や汚れが残っていると、毛穴のつまりやニキビの原因に。また化粧水が浸透するのを妨げでしまうので乾燥を招くことになります。
春のデリケートな肌の洗顔のコツは、「たっぷりの泡で優しくゆっくりと」
時々お客様の洗顔方法を拝見すると、ほとんどの方は高速洗顔です！
お肌の表面はわずか0.02ミリのラップ程度の薄さ。お肌を摩擦しないようにたっぷりの弾力のある泡でお顔を包み、深呼吸をしながらゆっくり泡を転がします。目安は大きな円を１周3秒くらい。かなりのスローペースです。
そして人肌のぬるま湯で、泡にお湯をかけるようにすすぎます。この時もゴシゴシとお肌の表面をこすらないようにすることがコツ。
お顔をふく時は、お肌を軽くおさえてタオルに水分を吸収させるようにすると、お肌に刺激がありません。
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バリア機能アップのコツその２〜天然保湿
お肌は水分と油分がバランス良く保たれた「ラメラ構造」という、水分と油分がミルフィーユ状に重なって出来ていて、バリア機能を保っています。化粧水をたっぷりとなじませて水分補給をしたら、植物オイルで油分を重ね塗り潤いをお肌に閉じこめます。洗顔と同じく、お肌に優しく丁寧に。
使用する保湿製品は、天然の植物油脂、界面活性剤や防腐剤が無添加のものをオススメします。天然の植物油脂は肌の成分に近く、皮脂膜を作る常在菌が大好きな栄養も豊富です。
また、天然の保湿剤として使用されるシアバターやオリーブオイル、ホホバオイル、カカオバターなどは、乳液や保湿クリームより保湿効果が高く、バリア機能を高める栄養分や天然の抗酸化成分も豊富。
植物の力を借りて、ご自身が持っているお肌の保湿力を取り戻していきましょう。
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バリア機能アップその３〜自律神経を整えて積極的な休息を
バリア機能を高めるためにもう１つ大切なのは、良質な休息です。
皆さんは「自律神経」という言葉を聞いたことがあるかと思います。
自律神経とは、自分の意思でコントロールできない神経のことで、内臓や血管や体内の環境を整える神経です。
自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があります。
活動している時、緊張している時、ストレスがある時など、身体や頭が働いているときに働くのは「交感神経」で、新陳代謝が活発になります。
反対に、睡眠中やリラックスしているとき、身体や頭が休まっているときに働くのが「副交感神経」で、血流が良くなり、全身の細胞へ栄養や酸素を届ける時間です。
つまり、副交感神経で働いているときにお肌は栄養を蓄え、交感神経が活発な時にお肌が働くので、両方の神経がバランス良く働いていることが美肌を作るには大切です。
交感神経と副交感神経のバランスは1:1、又は1.5:1と言われていますが、現代の生活では交感神経が働いている時間が圧倒的に長く、3:1又は4:1とも言われています。
好きな音楽を聞いたり、良い香りを嗅いだり、マッサージを受けたり、お風呂に浸かって良質な睡眠を取ったり、寝る前はスマホやパソコンから離れたり…..積極的にホッと一息いれる時間が、バリア機能アップに繋がります。
この生活スタイルは、もちろん免疫力アップにも！コロナ対策にもぜひ積極的な休養をオススメします＾＾
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