10年後も美肌でいるコツ

すっかり春めいてきましたね。
朝サロンに行くと部屋がひんやりしているのですが、今日は朝日がサンサンと入って暖かかったです。
春の日差しを浴びると、お肌のお手入れをいつもよりしっかりしたくなるのですが、今日は「一手間かける」お話です。

先日のフェイシャルトリートメント中のことです。

ジョワドヴィーヴルのフェイシャルは泡洗顔から始まります。
お顔にたっぷりの泡を乗せた瞬間、ふとお客様が

「実は家では泡を立てるのが面倒な時があって、泡なしで洗顔しているんです。でも泡ってこんなに気持ちが良いのですね!」

とつぶやかれました。

ジョワドヴィーヴルにお顔のお手入れにいらっしゃるほとんどのお客様は、ブルーダルジャンの石鹸をお使いになっています。泡立てネットで簡単に泡を作ることが出来るのですが、確かに泡を立てる作業は、少し面倒なことかもしれませんね。

そう言う私も、昔は時間に追われている時は

「今日1日くらい、泡がなくてもいっか〜」

と石鹸でツルツルっと顔を洗うだけの日もありました。

でもそんな時は、洗顔後に化粧水や美容液を塗っている時に必ず後悔することになるのです。

なぜかと言うと、洗顔後の肌触りが全然違うからです!

泡無し洗顔でも、お肌のしっかり汚れは取れていますし、爽快感はあります。

一方、たっぷりと細かい泡を立てて優しく泡洗顔した後は、お肌が「ふっくら」そして「ツヤツヤ」しています。しかもワントーン明るいお肌です。

この「ふっくら&ツヤツヤ感」をご飯に例えると、お米を普通に研いで炊いた場合と、お米の状態に合わせて丁寧に研いで炊いた場合、後者の方が炊きあがりがふっくらとして、お米の一粒一粒がシャキッと立ってツヤツヤしていますよね。思わず

「わあ!美味しそう!」

と声をあげてしまいます。

泡のある無しでなぜこのような違いがあるかと言うと、一つ目は肌への負担の差です。
きめ細かい泡での洗顔は、「泡」がお肌や毛穴の汚れを吸着しながら流してくれます。泡が手と肌のクッションとなってくれるので、摩擦が少なくてきめ細かい泡がお肌を包んでいる心地良さがあります。

一方泡無し洗顔は、表面の汚れは落とせますが「手」でゴシゴシっと強い刺激がかかりがちになります。刺激がかかると必要な皮脂まで流してしまったり、お肌を傷めてしまう原因にもなります。

二つ目は泡洗顔をしている時は、自分を大切にしている時間です。
たっぷりの泡を立てて顔に乗せている時、私は深い呼吸をしながら自分の肌と対話します。

「あ〜気持ちいいなぁ」
「あら小鼻のあたり、少し詰まっているかな」
「口の周りは少し乾燥していたから、優しく優しく」

忙しい朝ですが、この自分の肌と向き合うほんの数分を取ってあげると、泡を洗い流す時にお肌の汚れだけでなく、何か見えない心のつまりも流されていく気がするのです。

この「お肌のふっくら感」「心のさっぱり感」がたまらなく好きです。
そしてこの細かい泡を立てる一手間が10年後の私を作っているのだと思うと、どんな忙しい朝でもやめられない泡洗顔です。

そう言えば、とある美肌の女優さんが

「美しいお肌でいるためのコツは?」

とインタビューで聞かれて

「特に何もしていませんが、丁寧に泡を立てて洗顔しています」

とおっしゃっていたそうですよ。

ちなみに、きめ細やかな泡が立つネットをお探しの方、サロンにいくつかありますので、どうぞお問い合わせくださいね。

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